お盆が終わる頃には、夏の暑さも一気におちつき朝晩の気温の低下に秋の訪れを感じ始めて、暖房を運転し始めます。それから寒さの厳しい冬を過ごし、5月ぐらいまで暖房を使う生活をします。更には梅雨時期の寒い日には暖房のスイッチを入れることもあります。
暖められた部屋を出て、廊下やトイレや脱衣室に行くと寒いですし、暖房を切っている夜中や朝方も家の中は(中なのに)寒いです。暖房している部屋の中でも、大きな窓のそばに近づくとゾクっと寒さが伝わってきたり、ストーブやエアコンの暖房では顔や頭はボーっとするほど暑くなっても、床や部屋の低い位置の温度は低いので足が冷えてしまいます。
冬場の寒さが厳しく長いここ三沢で寒くない快適な暮らしをするためには、高断熱・高気密住宅にする必要があります。それには大きく二つの理由があると言えます。
ひとつは、家の外の寒さの影響を受けづらくして家の中を快適な温熱環境にするという目的です。
もうひとつは、暖房のエネルギーを効率よく使える家にするためです。エネルギー消費を抑えるという事は光熱費も減らせます。
ハイブリッドソーラーハウスの床暖房の主燃料は無料の太陽熱ですが、家の断熱性能が悪く、隙間の多い家では、暖められた空気がどんどん家の外に逃げていき、太陽熱だけでは足りなくなってしまうのは目に見えています。